スーダン号 乗船記 東京都 MK様

ナイル川クルーズ  ルクソール~アスワンエジプト文明5000 年の歴史、大河ナイル沿いの遺跡をめぐるクルーズです。新鋭蒸気船S/S SUDAN 号に乗船し、19世紀にタイムスリップをしたような時間を過ごされたMK様の体験記を下記「続きを読む」をクリックしてご覧下さい。

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外輪蒸気船スーダン号でゆく、ナイル川

2月というベストシーズンに、念願だったスーダン号に乗りました。利用したのはルクソールからアスワンまで、ナイルを遡るコースです。ナイルクルーズ船といえば、普通は4,5階建ての大型船ですが、スーダン号は優美な中型船で、20世紀初頭のクラッシクな雰囲気を満喫することが出来ました。
時折すれ違う大型クルーズ船が大きなエンジン音をたてているのとは対照的に、スーダン号は蒸気船ということもあって水の音しかしません。デッキでは、ナイルを渡る風の音、時折川岸からロバの鳴き声などが聞こえ、古代ナイルを行きかった帆船もかくありきや、と思いました。
クルーズには遺跡観光が含まれていますが、足早に通り過ぎるグループ観光とは違い一つの遺跡にかける時間はたっぷりありました。料金も無駄に多すぎず適量で、メニューも観光スケジュールに合わせて工夫されておりました。朝食に出てくるジャムがあまりにも美味しいので、どこで買えるのか尋ねると、船内で手作りしているとの事でした。これも、大型船には無いスーダン号ならではの醍醐味ではないでしょうか。
船内でのパーティー・イベントなど特別なイベントは無いので、ナイル上の時間をゆっくり静かに楽しみたい方、19世紀にタイムスリップしたような時間を楽しみたい方にはお勧めです。
今度はアスワンからナイルを下るコースに乗ってみたいと思います。